スーパーロック84’ 8月8日 大阪南港

↑スーパーロック84の想い出グッズ。(ビデオは当時高くて買えなくて、中古屋でみつけた時は小躍りしました)
1984年8月8日は、私にとって忘れられない日。
この後の人生を変えたといっても過言ではないできごとだった。
HR/HMの日本での人気の幕開け?と言っても過言ではない。
このパンフにHR/HM専門誌BURRN!の創刊広告が載ってた。
こういうフェスがあると知ったのは、学校で(何故かHR/HMがブームだった)男子が騒いでいて、こづかいを前借りしたりしてチケット代の6000円をねん出して、行くことに決めたのは私たち3人の女子だけ。
Iちゃん、Tちゃんは14歳、私は15歳の中3トリオ。
3人で大阪南港のフェリーターミナルへ、わくわくドキドキと向かう。
ステージがあるので、かろうじてライブ会場だとわかるくらいの、だだっぴろいだけの広場。
地面は土、お天気も最高♪
Iちゃんは、マイケル・シェンカーのファン、Tちゃんはボン・ジョビとジョン・サイクス(ホワイトスネイク)目当て。
私は、もちのろんろんスコーピオンズのファン(*^_^*)
正直、衝撃が大きすぎて?細かいことは何も覚えてないんですけど、空気感だけ。
アンヴィル
申し訳ないけど、興味がなかったので、お家から持ってきたおにぎりをピクニック気分で食べながら鑑賞。
(何十年もたって、彼らの映画を見ることになるとは夢にも思わなかったな。そんで泣いた)
ボン・ジョビ
やたら元気の良い田舎のグットルッキングな兄ちゃん達の新人バンド。
スピーカーの梯子を登り、旗をふりながら、愛想を振りまき、友達のTちゃんが魅了される。
『さすがアメリカ人はちゃうな~』という大学生の声も聞こえた。
(あれよあれよと言う間にスターダムに上がるとはね、ジョンさんなんかセレブやん)
スコーピオンズ
私の目当てのバンド、スコーピオンズのメンバーが飛び出してくる、目がハートになる。カッコいい!ビデオで見たことあったけど、本物はイキオイが違う、カッコいい♪
マティアスとルドルフのギターが炸裂するところに、斬り込んでくるクラウスの高い素晴らしい声♪
海のそばだったので、潮風に吹かれながら聴いた♪Still loving you♪ は生涯、忘れられないバラードとなる。
(あれから30年、苦しい時も悲しい時も、いつも私を支えてくれた素晴らしいバンドです)
MSG
有名なレイケネディのいまひとつ?なボーカルもなんのその!Iちゃんの神様マイケル・シェンカーのギターは、本当にすばらしかった♪やっぱオーラ出てたなぁ~
(神、神は気まぐれ・・・でも好きです)
ホワイトスネイク
Tちゃんのいちおし、ジョン・サイクスの王子っぽい金髪のロングヘアがカッコ良かった♪デヴィッドカバーデルの大人のセクシーさに、密かにハートマークになりました。とさ。
(その後の想い出、あまりなし。ちょっと路線が違うかな)
確かホワイトスネイクの時だったか暗くなってから、花火が打ち上げられたんよね~
こんな豪華なショウは、日本では二度と見られないでしょうね。
帰るまでが遠足というが・・・まだフェスは終わってなかった。帰宅前に恐ろしい目に遭いかける・・・
南港という場所はフェリーターミナルがあり、暴走族らしき改造車に数台に乗った男らに追いかけられ「車に乗れ」と言う・・・
中学生ながら車に乗せられてはヤバイ!と必死で逃げフェリーターミナルのチケット売り場にかけこみ、Iちゃんの家に電話を入れて、恐怖におののきながら待ち、Iちゃんパパが車で迎えに来てくれた時は、Iちゃんパパが天使に見えたよ~
無事に家に帰れて、熱い熱いフェスは終わった。
翌日から、今おもえば熱中症だったのか、熱が出て3日はうなされてたなぁ。
あれからもう30年以上たったんやな、その後もずっとHR・HM好き。
人生を変えたというか、高校生くらいからライブハウスに行きまくり、普通の高校生の遊びをほとんど経験せず、
HR/HMにであえてなかったら、つまらなかったやろなと思う反面、大人になって普通の遊びもしたかったなと思うこともあるけど、
不器用なので、適当にクラブ行ったり、カラオケ行ったり、コンパに行ったりはできなかったやろな。
Gさん、リクエストにお応えしてみましたが・・・Gさんの想い出も是非、綴ってください、期待してます。