このブログ記事で2冊目の、手帳を買った話を前に書いたけど、私の場合ほとんど予定がないので、
スケジュール管理のためというよりも、日記代りに毎年書いている。
日記のように、気持ちとかを書くわけではなく、一言だけが多く、白紙が多い。
働くようになってからではなく、中学生から毎年、手帳を用意する。
きっかけは、中学の美術の先生の雑談から。
この先生、個性的な髪型と化粧の話のおもろい先生だった。
なんの話の流れか忘れたか、『日記書きや~』という。
ある時、警察の人が来て『大学時代の友達、〇〇という男の、大学生の時の〇月〇日の何時頃に、
〇〇と、会ってたかどうか?』と尋ねられたらしい。
そんな昔の普通の一日の事を『え~憶えてへんわ~そんなん』と言ったが、
学生運動に参加してたらしい〇〇君が、逮捕されるかどうかが、先生の証言により変わるらしい。
その時で、すでに10年以上前の事だったので、正直覚えてない。
その時、学生の頃から書いていた日記を、思いだしたそう。
事細かに、日記をつけていたので、実家から探し出して、警察に見せたら、
確かに、10年以上前の、〇〇君と会っていた、という証拠になったらしい。
なので、『後から役に立つかもしれへんから、日記を書いた方がええで~』と
と言うお話。
それで何人の中学生が日記を書くようになったか不明だけど、もの覚えの悪い私の記憶に
残っているくらいだから、ためになる話だと言えるかな。
働くようになって、日曜日に心斎橋の大丸で買い物してる時、偶然先生を見かけた。
『〇〇先生~お久しぶりです~』と言うと、名前を憶えていてくれて、お姉ちゃんがいる
生徒だと憶えていてくれた、今は別の学区の先生だとか。
先生に、かくかくしかじかで、『私も、日記かわりに手帳につけてます』と言うと、
『そうなん?そんな話したかな~』ととぼけていたが、相変わらず、個性的な髪型で化粧の、
カッコいい先生だった。あの頃の先生より、私は今年上やけど、全然しっかりしてへんわ。